36×25は?数の感覚と単純化の重要性
分解と知識
「36×25はいくつ?」
もにちゃんに問いかけてみると、やはり考えこむ。
文字で見てみると思いつくと思うが、分解して考えると非常に簡単である。
9×4×25 = 9×100 = 900
ここでのポイントは2つ。
・掛け算の分解(因数分解)
・4×25=100 であることを知っている(考えなくてもわかること)
私は中学受験の経験がない田舎出身ですが、なぜか数字が大好きで、いつも頭の中で暗算をして遊んでいた。
例えば、車のナンバーの数字と四則演算を利用して、ある数字を作り上げるなど・・・・。
そのため、小学低学年の頃から、数の感覚だけは持っていたと自負している。
2の10乗が1024であることも知っていた。累乗という概念は知らなかったが。
今、もにちゃんを見ていて、この「数の感覚」が非常に弱いと感じる。
正しく言うと、以前までは感じていた。
それを克服するために、日常の会話の中であえて、数の感覚を意識するような問いかけをし続けていたのだが、最近になり変化が生じてきた。
むやみやたらに取り組むのではなく、まず、単純化できないかを考えるようになった。
私はこの「単純化」が、中学受験において非常に重要だと考えている。
所詮、小学生の勉強なので、難問といっても実は「単純なものを複数組み合わせて、難しく見せているだけ」というのがほとんどだと実感している。
推測にはなるが、偏差値が70を超えるような子供たちは、おそらく「難問がどう難しく作られているか」を説明できるのではないだろうか。
それは、単純なものを組み合わせることで難しくなっていることを理解し、説明できるということであり、自然に「分解」できているからではないだろうか。