田舎出身パパと娘の中学受験(2021年2月受験予定)

関東在住サラリーマン家庭の中学受験の記録。娘(もにちゃん):天真爛漫、パパ:熱血、ママ:温和)

【娘ラブ】冬芽と娘と思い出

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大切な時間

とある休日の朝、理科の問題を解いているもにちゃん。

どんな勉強しているのかと覗いてみると、「植物」の単元である。

理系出身の私ですが、物理系は大好きだが、生物系は苦手・・・

 

 

私との会話の中で、「冬芽」※について説明や質問をしてくるもにちゃん。

夏から秋にかけて作られ、越冬する芽。ふゆめ。とうが。 

 

何の話かさっぱりわからなかったが、調べてみると「冬芽」には色々な種類があるらしい。

・複数の鱗片に包まれているもの

・毛に覆われているもの

・ねばねばの液体に覆われているもの

などなど

 

植物に全く興味のない私ではあるが、知識の偏っている自分のようになってほしくなく、もにちゃんに声をかけてみた。

 

「外に見に行くか!」

 

3年生の後半あたりから、一緒に出掛けてくれなくなったもにちゃん。

どうせ断られると思ったのだが、まさかの返事。

 

「うん。行く!」

 

二人で近所を散歩しながら、植物たちを片っ端からチェック。

ほとんど同じパターンの冬芽ばかりではあったが、思いのほか盛り上がる。

通勤で歩いている道に、こんなにも様々な植物があることにも驚いた。

 

そして、何よりも嬉しかったのは、もにちゃんと二人の思い出ができたこと。

もにちゃんにとっては、すぐ忘れてしまうようなことだったのかもしれない。

でも、私にとっては、かけがえのない時間になった。

 

もにちゃんが2歳の頃、ママが不在で大泣きのもにちゃんを散歩に連れ出した。

今回の散歩と同じ道を、抱っこしながら歩いた。

風に揺られる木々を見て、指をさしながら「ゆらゆらちてるね。パパァ。」とニコニコのもにちゃん。

 

冬芽を見つけ、木に駆け寄っていくもにちゃん。

「見てよパパ!またさっきのと同じじゃん!アハハハハ」

8年前と同じニコニコの表情。

こみ上げてくるものがあり、反応ができない。

 

30分ほどの散歩を終え、帰宅後すぐに勉強にとりかかるもにちゃん。

この努力は、冬芽のように季節を乗り越え、春にきれいな花を咲かせてくれるとパパは信じる。

 

私は冬芽が大好きになった。