【ストーリーNo.5】スパルタと成績と涙と成長
覚醒してしまったパパ
オープンキャンパスで目覚めてしまった私。
それまではたまに教える程度であったが、「管理」するようになったのだ。
しかも私は割と厳しいタイプの人間なので、もにちゃんからすると迷惑な話だ。
かなりのスパルタで、意識的に色々なことをしてみた。
<意識してやったこと(グループ1)>
①基礎力を上げること。(計算、漢字、語彙、言語化、音読など)
②記憶の定着をはかること。(記憶がなくなる前に何度も繰り返す)
③一緒に勉強し、興味の枠を広げること。(親が楽しむことで子供も楽しく学べる)
④勉強のサイクルをもにちゃんが自分で回せるようになること。
(最初は全て私が日々やることをリストアップ。そのうち自分で回せるようになる。)
<意識してやったこと(グループ2)>
⑤私の感覚(このくらいの点数は取れそうという感覚)と実際のテストの成績の乖離がどの程度あるのかを確認。
⑥⑤で乖離が大きい場合、その原因を突き止め、対策を打つ。
⑤、⑥については、テストの結果を1問単位で分析した。
詳細は別の機会にするが、結果として成績は大幅にアップ。
遥か遠くにいると思っていた同級生をあっという間に抜かし、上位難関校も視野に入ることに。
後悔の日々
ただ、もにちゃんに厳しくし過ぎたことで、家の中がピリピリ。私もいつもイライラ。
もにちゃん自身も、少し不安定になるなど、本当にかわいそうなことをしてしまった。
親として見守ってあげなければいけないのに、追い詰めるようなことをしていたのだ。
二日に一回は激しく怒り、涙を流すもにちゃんにさらに厳しい言葉をかけていた。
後で後悔してほしくない。取り返しがつかなくなる前になんとかしたい。
その思い自体は悪いとは思わないが、手段として子供を追い詰めるようなやり方は本当によくなかった。
自分でやっておきながら寝顔を見て涙が出てくる。
もしこのブログを読んでくださっている方で、同じように子供を追い詰めてしまっている方がいらっしゃるなら、以下の対処法がおすすめである。
・子供が小さいときの写真や動画を見る(一番大切なことに気づく)
・子供のよいところを奥様や旦那様と話し合う(子供の個性を認めやすくなる)
・子供自身に素直に謝る(ついでに大好きだと伝える)
もう二度と繰り返さない。
こんなパパに、いつもニコニコ話しかけてくれるもにちゃん、本当にありがとう。
中学受験を通して、もにちゃんだけじゃなく、私も成長しなければいけないことに気づいた。
続きは次回。