田舎出身パパと娘の中学受験(2021年2月受験予定)

関東在住サラリーマン家庭の中学受験の記録。娘(もにちゃん):天真爛漫、パパ:熱血、ママ:温和)

【ストーリーNo.7】成績大幅ダウン!原因は!?

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クラス分けテストの結果

もにちゃんの成績がアップし、本人も自信がついてきたようである。

上位クラスにいることで、授業の内容がより高度になっていたり、授業中に先生から期待の言葉をかけられたりもするらしく、前向きに取り組んでいる様子であった。

 

若干「調子に乗っている」感じはあったが、人をバカにするような発言などはなく、本人も上位をキープしたいらしく、それまでと変わらず一生懸命勉強していた。

やり方も変えず、1週間単位できちんとこなしていた。

ただひとつ、私の関与は極端に少なくなっていたが・・・

 

それでも、理解度をたまにチェックしてみると、普通に理解できているし、難易度の高い問題は間違うこともあったが、よほど難しい問題でない限り、解説を読めば理解できている様子。

 

そして、久しぶりのクラス分けのテスト(某塾の定例テスト)の日を迎える。

 

結果は大幅な成績ダウン。偏差値でいうと10近く下がっている。

本人もなぜこんなことになっているのかパニック。

  

成績ダウンの原因

結論から言えば「実力がなかった」から。

ただ、それだけである。

ミスも実力。「わかっていたのに・・・」は全員同じ。

 

では、なぜ前回は成績がよかったのか?

それは「実力があった」から。

 

ここでいう実力とは以下の能力である。

 ①基礎力1:情報を正しく理解し、記憶する力(インプットの広さ、深さ、正確さ)

 ②基礎力:自分の知識そのもの、または、知識を使って何かを正確にアウトプットする力

 ③応用力 :自分のもっている複数の知識を組み合わせ、問題を単純化し、それを積み上げて答えを導く力

 

もにちゃんの状況としは、①までは十分にできていた。

しかし、②に問題があった。練習量が圧倒的に不足していたのだ。

私がしっかりと見ていた時は、①の後に②を徹底的に練習させた。

しかし、もにちゃんは①と②の違いを理解しておらず、①の段階で「できた気」になってしまっていたのではないか。(私も見過ごしてしまっていた)

 

もにちゃんの様子を見たときに「解説を読んで理解できている」から大丈夫と思ってしまったが、それが間違いだった。

「解説を読んで理解できている」は①さえできていれば可能であり、②ができていることの証明にはならないのだ。

実際の試験で得点につなげるためには、②が必要で、難関校を目指すような上位集団においては、③も必須と考える。

 

前を向こう

テスト結果を受け、涙を流すもにちゃん。

絶対に怒ってはいけないのに、怒ってしまう私。

そんな時、ママの一言が救ってくれた。

 

パパもすごく悔しいんだよ。もにちゃんが頑張ってたことをわかってるから。

 

なんて情けない父親なんだ。

一番悔しいのはもにちゃんなのに…

努力していたことをわかってるのに…

なぜ、「お疲れ様」の一言をかけてあげられないのだろう。

なぜ、「次頑張ろうね」と言えないのだろう。

なぜ、涙を流すもにちゃんに追い討ちをかけてしまうのだろう。

 

ママの言葉をきっかけに、二人とも落ち着き、もにちゃんもいつも通りになっていった。

1時間後、もう全てを忘れたかのように、ゲラゲラと笑っている。

そんなもにちゃんが可愛くて仕方ない。

そう思うと、また自己嫌悪に・・・

 

「期待しすぎなのかな」

 

妻とそんな話をしながら、テストの問題を見てみた。

色々なことに気づかされる。

 

・小学5年生が解けることが不思議に思うほどの難易度

・短い時間で一生懸命解いた形跡

・自分なりに問題の取捨選択をしたと思われる形跡

 

「もにちゃん、本当にえらいね。すごいよ。」

 

認めるしかない結果がそこにあった。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

 

 

過去のストーリーはから

【ストーリーNo.1】中学受験をするということ①

【ストーリーNo.2】中学受験をするということ②

【ストーリーNo.3】中学受験をするということ③

【ストーリーNo.4】中学受験をするということ④

【ストーリーNo.5】スパルタと成績と涙と成長

【ストーリーNo.6】下位クラスから上位クラスへ