【ストーリーNo.6】下位クラスから上位クラスへ
目指せ上位クラス
塾に通ってからしばらくは、もにちゃんにまかせっきり。
その結果、上位クラスには全然届かない状況であった。(下位クラスの上位あたり)
しかし、基本的なところはある程度理解できていた。
私はテストの結果を丁寧に分析し、その結果として以下のことをもにちゃんに伝えた。
①ミスがなくなれば、点数が〇〇点伸びること。
②その点数をとれば、△△ちゃんと同じくらいの成績になること。
(△△ちゃんは、上位クラスのお友達の名前)
③さらに、正答率の高めの問題を正解できると、さらに上位の成績になること。
しかし、さすが子供、全然想像できないようで、「ふ~ん」といった様子。
そこで、半ば強制的に “自分のミスを記録させる” ということをやりはじめた。
当初、面倒くさがっていたが、あまりのくだらないミスの多さに自分でも驚いたとともに、実感が沸いたようで、ミスを減らすことを意識しだした。
1か月もたつと、会話の内容が変わってきた。
「今回はミスは2個だったよ。他の間違えたやつは、本当にわからなかったところ!」
といったように、自分でミスかどうかの切り分けをするようになっていた。
そんなことを続けて4か月が経過した頃※、明らかにこれまでとは違う状態で、テストを迎えることになる。
※この期間で、細かい試みを色々と行っているが、それは別の機会に紹介する。
目指せ、桜蔭!?
この時点で中位クラスの下の方であったが、問題集などを解いていて、明らかに上位クラスに入れるレベルだと実感できるほどの正答率をたたき出していたのだ。
そして、テストの結果、見事に上位クラスの中あたりの成績。
遥か遠くにいたお友達とほぼ同じ得点。
この経験が自信となり、さらに「もうクラス落ちしたくない」という思いを抱かせたようである。
上位クラスに入ると、宿題の質が高くなり量も多くなるため、かなり大変そうではあったが、塾の授業のレベルや同じクラスの子供たちのレベルが高いせいか、
「今のクラスはすごい楽しい!」
と、楽しんでいる様子。
そして、こんな会話が多くなった。
「〇〇ちゃんの第一志望校は△△なんだって!どうしてなのかな?」
「慶應中等部の国語の問題で、こんなの出たらしいよ。パパわかる?」
そう、学校名が話題に出ることが多くなったのだ。
その後のテストで、上位クラスの中でも上位の成績をおさめてしまった?ことで、いよいよ私はこの言葉を発するのである。
「もにちゃん、桜蔭狙ってみよっか?(笑)」
(桜蔭に行きたいとか、行かせたいとか言っているわけではなく、努力して桜蔭を目指せるくらいの状況に
持っていきたいね。という意味であることをもにちゃんには説明している。)
しかし、そんなにうまく行くわけはない。
その後の成績の大暴落については、またの機会にする。
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